さいきんの水質状況を検査 | たわしすたじお

さいきんの水質状況を検査

このところ、水換えがダセイでなんとなく換えられている感じがしたので、「ちょっとキチンと水質を検査して頻度や量をみなおしませんか」という風に訴えが採用されました。

    ひさびさの水質検査

    夏になり、気温・水温が上がると、変温動物であるわれわれ亀は内臓のはたらきもカッパツになるので、モリモリとエサを食べ、モリモリとフンも出します。

    そういったこともあり、どうも最近、水換えをしている割には水が汚れている気がするなぁ(あと水換えもてきとうだなぁ)、と思っていたので、検査と水換えの見直しを求めました。

    亀水槽の水質悪化の原因

    フン

    亀のフンは、出したての状態ではわりと固形の状態で出てきます。膜で包まれたようなかんじです。

    亀のフン

    ▲さいきんの作品。でかい。

    この状態の時にすばやく回収してもらえると、あまり水も汚れずに済むのですが、時間がたってふやけたり、泳いでいる時にけ散らしてしまうと水にとけて一気に汚れてしまいます。

    食べかす

    たわし水槽では、食事は別タッパー制となっているので、食べカスによる水質悪化はほぼゼロです。なので問題は糞尿ですね。

    検査に使った道具

    このような道具で調査してもらいました。

    ここで調査する有害物質については、こちらの記事で説明しているので良ければ読んでみてください。

    アンモニア

    亜硝酸塩

    硝酸塩

    今まではこれ↑を使っていましたが、時間経過で色が変わるなど、あまり正確でなかったので、途中からこれ↓に切り替えました。

    水質状況

    • 1)8/1:思い立った日
    • 2)8/2:その翌日(フンを散乱させてしまい水がかなり汚れた日)
    • 3)8/4:その2日後(中1日換水なし)
    • 4)8/8:3日間留守番をしたあと(直前のエサ切りなし)
    • 5)8/9:その翌日
    • 6)8/15:3日間留守番をしたあと(直前のエサ切りあり)

    1)8/1:「今日は汚れているなぁ」というかんじの日の水換え前

    アンモニア

    0801アンモニア

    検出なしでした。

    亜硝酸塩

    0801亜硝酸塩

    検出なしでした。

    硝化のプロセスを考えると、ここの検査はもういいかな、ということで初日のみのチェックとなりました。

    硝酸塩

    0801硝酸塩

    50mg/L?

    いいかんじに濾過がきいているな、という結果でした。硝酸塩は分かりにくいですが、100mg/L以下に保ってほしいところです。これ以上たまらないように、こまめな換水で排出してもらわないといけないな、と思いました。

    検査後、10L換水してもらいました。

    2)8/2:その翌日(フンを散乱させてしまい水がかなり汚れた日)

    アンモニア

    0802アンモニア

    ~0.25mg/L

    硝酸塩

    0802硝酸塩

    50mg/L?

    この日は様子を見たかったのですが、フンを踏み散らしてしまい、見た目にもすこしにごっていたので検査・換水してもらいました。

    フンで汚れてしまったためアンモニアも処理が追い付いていないようで、少量検出されました。硝酸塩は前の日と同じくらい。

    検査後、10L換水してもらいました。

    3)8/4:その2日後(中1日換水なし)

    アンモニア

    検査なし

    硝酸塩

    0804硝酸塩

    50mg/L

    試験的に中1日開けて硝酸塩だけ検査しました。硝酸塩の検査にはあたらしい試薬をつかったので、いままでより正確に測定できるようになりました。

    硝酸塩の検出量はやっぱり50mg/Lほどだったので、ふつうに暮らしていれば、2~3日くらいが換水なしでいけるゲンカイかな、という話をしました。

    検査後、10L換水してもらいました。

    4)8/8:3日間留守番をしたあと(直前のエサ切りなし)

    アンモニア

    検査なし

    硝酸塩

    0808硝酸塩

    50~100mg/L

    3日間の留守番をしました。前日までふつうにエサをもらっていたので、留守番中もフンがでます。この処理をされないまま3日間経った結果、たっぷり硝酸塩がたまってしまいました。

    検査後、10L換水してもらいましたが、翌日以降は1回の換水量を14Lに増やしてもらいました。

    5)8/9:その翌日

    アンモニア

    0809アンモニア

    ~0.25mg/L

    硝酸塩

    0809硝酸塩

    50mg/L

    前日の硝酸塩濃度が濃かったので、換水した翌日でも硝酸塩濃度が高めでした。フンの処理はだいじですね。

    6)8/15:3日間留守番をしたあと(直前のエサ切りあり)

    アンモニア

    検査なし

    硝酸塩

    0815硝酸塩

    50mg/L

    ふたたび3日間の留守番をしました。今回は、前日からエサ抜きになったので、留守中のフンはありません。結果、前回の留守番ほど水質が悪くなっていませんでした。

    検査後、14L換水してもらいました。

    今後

    生物濾過はきいているんですが、結局は硝酸塩がスグたまるのであんまり意味ないですね。2~3日は持ちますが、フンの回収が遅れるとすぐ汚れてしまうし、留守などで水換えができない場合に困るのはコッチなので、もうちょっと余裕がほしいかな、とは思います。

    根本的には水量の増加が必要ではないかと思いますがとりあえずは次のような対応でいこうと確認しました。

    • 夏場の換水は基本的に毎日、ガマンしても2~3日に1回は行う
    • フンは発見しだい即回収
    • フンの処理が遅れたら即日換水
    • 換水量をアップ(1回10L→14L)

    じゅうぶんかどうかはともかく、時々こうやってキチンと確認しておくのはダイジだな、と思いました。

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    たわし
    クサガメ。2014年生まれ。「たわしすたじお」の企画・記事執筆など運営全般を担当。たわしすたじお運営の他、WEB制作屋「野良人(のらんど)」のスタッフとして、昼寝・エサ食べ・昼寝・甲羅干し・昼寝・昼寝など多数の業務を担当。
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