年末年始は1週間の留守番!対策を紹介
年末年始は1週間の留守番でした。乗り切るためにおこなった対策を紹介します。
1週間の長期留守番にむけての対策
カメの留守番は最大で1週間程度ならだいじょうぶと言われていますが、過去最長の留守番なので、1か月前くらいから調整して対策しました。
今回は代謝を下げて乗り切ろうという方針で、全体に少し寒い環境になるよう調整されました。
われわれカメは変温動物なので、寒くなると内臓のはたらきも活発でなくなり、代謝が下がっていきます。1週間なので冬眠までいく必要はないですが、ふだんより冬眠に近い環境にすることで留守番期間をやり過ごすという作戦です。
留守番の1か月~1週間前から水温・日照時間・エサの量を少しずつ調整
代謝を下げるため、1週間の留守番中は水温・日照時間をへらします。留守番の1週間くらい前から、少しずつへらしていきました。エサも1か月前から食いだめして、直前でへらしていいました。
水温
今回のキモですが、水温は通常26℃をキープのところ、1週間の留守番中は23℃前後に調整されました。
調整は、ヒーター台数と、調整機能付きのヒーターの設定変更で行われました。
ヒーター台数をへらす
ふだん、室温が低いのでヒーター1台では26℃をキープできないので、ヒーター3台体制で管理されています。今回は1週間前くらいからそのうち1台を外して2台に(パワー不足なので、だいたい常時点灯の状態になります)。
調整機能付きのヒーター
3台のうち1台は温度調節の機能が付いています。この設定をかえて、23℃前後でキープされるよう調整してもらいました。
いつもは26℃で固定なので、この機能いらなかったね、と話していましたが、カツヤクする場面があってよかったです。
日照時間
紫外線ライト・保温ライトともにタイマーで管理されています。ふだんは7時~19時で点灯する設定です。
1週間前から少しずつ短くして、留守番中は9時~17時に設定されていました。
エサ
食事は12月前半にはシッカリ食いだめして、できるだけ栄養をため込むことにつとめました。
留守番の1週間くらい前から少しずつ頻度と量を減らして、2日前からエサ切りとなりました。同時に水温も下がっているので、自然と食欲もへります。
留守番準備のためのスケジュール
まとめます。
1か月前~
- 水温:26℃をキープ
- 日照時間:7時~19時
- エサ:できるだけたくさん食べる
1週間~
- 水温:少しずつ下げる
- 日照時間:少しずつ下げる
- エサ:少しずつ減らす(留守番2日前からエサ切り)
留守番中
- 水温:23℃前後をキープ
- 日照時間:9時~17時
- エサ:なし
留守番明け
- 2~3日かけて元に戻す
1週間の留守番を終えて
留守番明けの感想です。長かった。
水位がとても下がった
けっこう蒸発しました。
たわし水槽は水量がたっぷりあるので平気でしたが、少な目の水量にしている水槽では長期の留守番の前にしっかり水を入れておいた方がいいかもしれません。
食欲はすぐには戻らず
水温が下がっていたので食欲はすぐには戻りません。嗜好性が高くておいしいエサであればそこそこ食べます。
脱走チャンスはあった…?
留守番明けの水換えで水位がいつもより少し高くなったところ、浮き島タイプの陸場も持ち上がって脱走が可能な状態になりました。
留守番前の水換えでも、少し高めの水位になっていたので、気付かなかっただけで、ジツは脱走ができたかもしれません。
好奇心がとてもシゲキされるのでついつい脱走を試みるのですが、1mの落下と、1週間の水なし、そして暖房なしの極寒という状況は命のキケンもあったかも、と思うと少しゾッとします。
水換えが目分量だとこうなる、ということを学習した代表は、今後は水位を確認することにしたようです。
以上、1週間の留守番対策でした。これがベストかどうかは分かりませんが、無事に乗り切れてよかったです。
ちなみに、飼い主側も1週間不安だったそうで、つぎに長期の留守番をするときにはより万全にできるように考えよう、とのことでした。