亀水槽の冬支度!2019たわし水槽のヒーター

2019年12月25日

今年は冬支度で、ヒーターを2台全入れ替えしました!今回は安全第一の構成になりました。

    冬眠せずに越冬するならヒーターは必要

    亀が快適に活動できる水温は、種類にもよりますが24~28度くらい。冬眠しないなら中途半端に寒い水槽にならないようキチンと加温して、適切な温度環境を整えるようにしてください。あまり寒いと食欲が出ず、体力も削られます。

    ちなみに冬眠は場合によっては命を落とすリスクもあり、特にこどもの亀、健康状態がよくない亀、飼われ始めたばかりの亀、などの冬眠はあまり推奨されていません。健康な亀でも、冬眠しなくて済むなら、それにこしたことはないかな、とおもいます。

    ▼参考図書

    昼夜の寒暖差にも注意

    ミドリガメ、ゼニガメは変温動物ですので周囲の温度(特に水温)によって体調が左右されます。水温が15℃を下まわるとあまり動かずフードも食べなくなります。1日のうちに周囲の温度が変わり過ぎると体調を崩します

    かめについての飼育Q&A : Tetra ::: スペクトラム ブランズ ジャパン株式会社(旧テトラ ジャパン株式会社)

    たわし水槽では、日中はヒトが活動して居るので部屋も暖房が効いていますが、夜間は気温も下がるし暖房もなくグッと冷え込みます。夜間の冷え込みが原因で食欲を無くしたり体調を崩す可能性もあるので、日中はヒーターなしで大丈夫そうに見えても、冬を越すならヒーターの用意は必須かな、とおもいます。

    ヒーターは消耗品。安全のためにも定期的に交換しましょう

    「ヒーターは1年を目安に交換してください」という各製品の注意書き

    ほとんどのヒーターは1年で交換が推奨されています。

    実際は2~3シーズン使えたりしますが、完全に自己責任で。どちらにせよ、電源コードが白く硬く変質してきたら替え時のようです。かつてたわし水槽でも、知らずに数年使い続けていましたが、ある日突然故障。極寒の水槽になってしまいました。その時は加温機能が壊れたのでまだ良かった(?)のですが、もし壊れたのがサーモスタット機能だったら、上限なく温められて茹で亀になっていた可能性も…?

    ※ちなみにGEXでは一部ヒーターの2年保証もやっていますが、取扱説明書には「1年を目安に交換することをおすすめします」と書かれています(どっちやねん)。

    「毎年買い替えさせる為のメーカーの作戦か?」と勘ぐりたい気持ちもありますが、後述する安全規格ができたきっかけは、ヒーターの空焚きが原因の火災だとか。ヒトの命に関わる事故があっただけに、メーカー側も安全には万全を期したいというところなのでしょう。たわし水槽でも、火災などの事故はコワいし、茹で亀もごめんこうむりたいので、定期的に交換することにしました。

    ▼参考

    ヒーター選びで注意したポイント【1】:安全性

    SPマーク(SHマーク)

    SPマーク

    イチバン大事なのは安全性です。水槽用ヒーターには安全基準として「SPマーク(旧SHマーク)」という認証マークがあります。これはペット用品工業会(旧:観賞魚用ヒーター安全対策協議会)にて制定された適合規格で、空焚き火災を防ぐため、空気中での表面温度などの基準をクリアした商品に付いています。

    こういった分かりやすい指標(マーク)があるので、ヒトと亀の安全を考えるならとりあえずSP/SHマークの付いた製品を選ぶのがオススメです。

    SPマークとSHマークの違い

    SHマークの安全基準を策定した団体(観賞魚用ヒーター安全対策協議会)が一般社団法人日本ペット用品工業界と合併した際にSHマークをSPマークに改めたもので、安全基準の内容はほぼ代わりが無いようです。なのでどちらを選んでもOKですが、たわし水槽ではせっかくなら新基準のSPマークの方が技術的にも新しくてイイモノっぽいな、と勝手に思って選んでいます。規格の成り立ちなどについては、コトブキが運営している以下のページが分かりやすいです。

    【技術】オールペットに広がる安心・安全への願い☆来年出荷分より適用される統一基準規格「SPマーク」の真意 | キワメテ!水族館

    空焚き防止機能

    あとは温度が上がりすぎるとヒューズがとぶような空焚き防止機能が付いているかどうかもチェックすると良いと思います。

    どんなにしっかり固定しても、キスゴム(吸盤)で固定したくらいでは、亀の腕力によって動いてしまう可能性があります。亀水槽である以上は、水から露出する危険性は常にあると認識してヒーター選びをして頂く方が良いのかな、とおもいます。

    通販サイトでは購入ページに書いてないこともあります。パッケージを見るか、各社ごとに商品の取扱説明書がWEBに公開されているのでそれもあわせて確認すると載っています。めんどうですが…。

    ▼参考:各社取扱説明書ページ

    ヒーター選びで注意したポイント【2】:サイズ(出力)

    適切に温めるには水槽の大きさではなく水量で余裕をもたせて選ぶ

    ヒーターのバリエーション例

    ▲ヒーターのバリエーション例。ここでは50W,100W,150W,200Wの4段階

    次にサイズ選びです。各製品、だいたい何種類かのワット数があるので適切なものを選びましょう。水槽サイズよりも、水量を目安にした方がいいとおもいます。亀水槽では満水にしない場合も多いし。水量目安はギリギリよりもちょっと余裕がある方が安心ですね。

    たわし水槽では、故障リスクに備えて2台体制にしてあります。今回でいうと水量50Lの水槽に対して「水量目安44L以下」のヒーター2台にしました。2台あわせると余裕で暖まるし、片方が故障してもまずまずの水温をキープできます(多少水温に変化が無いと故障に気付かないので、少し小さいものを使っています)。

    室温も大事!

    水量に対して適切な出力の水中ヒーターを使用していても、水槽周辺の室温が低すぎると、水温が十分に上がらない場合があります。

    そのような場合は、より出力の高いヒーターに変えるか、2台目のヒーターを追加した方がよいかな、とおもいます。

    ヒーター導入後も記録機能のある水温計で寒暖差を把握

    ヒーターを導入しても、昼夜の寒暖差に注意が必要です。ヒトが寝ている夜中は冷え込むし、室内の暖房もくヒーターの加温が追いつかない場合があります。ヒーターの出力が問題ないかどうか、夜中の水温を把握するとよりグッドです。

    そこでたわし水槽では、最高/最低温度を記録するメモリ機能が付いた水温計(ニチドウ マルチ水温計CT)で夜間に下がりすぎていないかどうか、確認しています。

    試しにヒーター1台でやってみると、夜間は少しパワーで水温が下がっているのが記録されていました。

    なお、以前同社の別モデル(たぶん旧型)を使っていましたが、数か月で故障してしまいました…。今回購入した製品もレビューはあまり良くなかったのですが、メモリ機能は欲しいので、1シーズン程度の消耗品だと割り切って導入しています。電池のセットとかで苦労していましたが、今のところ問題なく動いています。

    陸場のバスキングライトも併用

    水中の保温と甲羅干し用のバスキングライトは用途が違います。

    水中ヒーターがあるからライトは不要、とかバスキングスポットを用意してあるから水中ヒーターは要らない、とかいうことはないので、冬眠せずに越冬するなら両方とも設置したほうがいいとおもいます。

    2019年たわし水槽に導入したヒーター

    以下の2台を導入しました!

    オートヒーター(ツーウェイオートSP 110W)+サーモスタット(ICパワーサーモET-300X)

    • サーモスタット+オートヒーターの安全第一・2段構え体勢です。万一どちらかが故障しても、もう一方が異常な温度上昇を防ぎます。
    • 空気中で空焚きするとヒューズがとんで停止する安全回路つき。
    • オートヒーター接続OKのサーモスタットで探したところ、こちらの「ICパワーサーモET-300X」が見つかりました。オートヒーター接続可否が明記されていないサーモスタットも多いので、その点安心して組み合わせることができます。
    • ヒーターは2019年に発売されたばかりの最新機種で、SP規格対応です。新型の方が、性能はいいであろう…という、安直といえば安直な考えで選びました。「2WAY AUTO SP」新発売!!│コトブキ工芸
    • サーモスタットがコトブキだったので、同じコトブキのヒーターを選べば間違いはないだろう、という考えもあります。ヒーター側の説明書を読むと、基本的にはサーモスタットへの接続はNGだがICパワーサーモET-XシリーズならOK、と明記されています。
    • ヒーターカバー不要設計。そうじはラク。
    • ヒーター本体には加温中を示すランプのようなものは付いていません(サーモスタットにはあります)。いま動いているかどうかは、ヒーター付近の水が熱で揺らぐのを見て判断するしかなさそう。そんなに不便っていうわけではないですが。
    • サーモスタットは、配線が多くなるのがデメリットと言えばデメリットです。サーモスタットから電源、水温計、ヒーターとつなぐコードの3本が伸びています。

    ヒーター+サーモスタット(セーフティヒートセットSP 110W)

    • 上記のオートヒーター+サーモスタットのセット商品だと勘違いして買ったものです…。
    • サーモスタットは上記と同じ「ICパワーサーモET-300X」、ヒーターは「セーフティヒーターSP」。
    • ヒーターには温度調節機能はないので、サーモスタット必須です。
    • ヒーターカバー不要設計ですが、かみつき攻撃を警戒して、コトブキの汎用ヒーターカバーも併せて購入。しかしサイズが合いませんでした…。ゴムを一部カットして無理矢理はめ込んだものの、すぐ外れるしかみつきもしなかったので、今はカバーなしで設置してあります。

    その他検討したヒーター

    テトラの国産品です!もちろんSPマーク対応。テトラブランドかつ国内生産ということで、安全性を前面に出したモデルです。今回はサーモスタット+オートヒーターの構成にしたかったので見送りました。サーモスタット無し・オートヒーターのみ、で使用する場合は試してみたいです。

    ※もうワンランク下の価格帯のヒーターも各社でてますが、不穏なレビューが散見され、あんまりオススメはできません。…まあたわし水槽でも以前はその手のヒーターを使っていて問題なかったので、当たりはずれの問題だとは思いますが。でもハズレを引いたら怖いので、値段よりも安全で選ぶことをオススメします。

    ヒーター設置時の注意点

    ヒーターは取り扱い次第で事故が起きる可能性もあるので、とにかく慎重に越したことはないです!

    設置前には必ずテストを!

    初期不良がないか必ず確認!ちゃんと暖まるか、設定温度でストップするか。

    設置向きに注意!

    ヒーターには設置向きに指定がある機種もあります。縦置きNGなど。横置きの場合も、上下が決まっている場合があるのでよく確認しましょう。間違った向きでの設置は事故の元!

    そうじ等で水槽外に出す場合は事前に電源OFF!

    ヒーターが高温になるので、必ず電源を切って15分以上、ヒーターが冷めるのを待ってから取り出しましょう。

    おわりに

    以上、たわし水槽のヒーター選びにあたって集めた情報や、大事にしたポイント、おすすめのヒーターを紹介しました。みなさんの亀水槽のヒーター選びの参考になればうれしいです!

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    プロフィール

    たわし

    たわし

    クサガメの「たわし」です。WEB屋の「野良人」に勤めるスタッフです。主な業務はエサ食べ、昼寝、甲羅干しなど。

    twitter:@tawashi_studio

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