カメの水槽選び~たわし水槽の移り変わり
この記事では亀水槽選びの参考に、たわし水槽のこれまでを紹介しています。
これまでにたわし水槽は2回の引越しを経て3種類の水槽を使ってきました。その時々で選んだポイントや、使ってみた感想などをまとめました。皆さんの亀水槽選びの参考になればいいな、と思います。
ベビー亀期(甲長~10cm)の40cm水槽
最初に住んでいたのは、このセットの395×255×188mm(W×D×H)の水槽でした。
選んだポイント
- 一通りセットになっていて便利(これにヒーターとライト類を買い足せば最低限はそろいます)
- どれがいいかわからないので、まずは安いセットで試してから、買い替え・買い足しをする方針
- その方針だと大きな水槽より小さめの方がよかった
- 設置場所もはじめはカラーボックスの上だったので、大きなものはムリだった
ちなみにワタクシたわしは同じホームセンターで求職していたところ採用してもらいましたが、本採用前に水槽など一式を用意したうえでお迎えしてもらいました。適温の水も用意されて、最初はそのまま入居できる状態にしておいてもらえると一番アリガタイですね。
半年くらいでサイズアップが必要
一般的には、亀の水槽は甲長×4倍の幅が必要といわれています。その基準でいくと、この約40cmの水槽では甲長10cmまで、ということになります。
カメによって個体差はあると思いますが、たわしの場合、半年もしないうちに10cmを超えたので、この水槽も長くは住み続けられませんでした。
付属の浮き島もあっという間に手狭に…。
また、成長すると、浮き島を足がかりに脱走できるようになりました。水位を下げれば脱走できませんが、むしろ水量を増やしたかったので、それにはもっと大きな水槽に引越す必要がありました。
飼い主が水槽に慣れるのにちょうどいい
このようにいろいろ気になる点はありますが、最初の数か月~半年で飼い主が水槽の扱いに慣れるのにはちょうどいいサイズみたいです。
水量にもよりますが、重量もせいぜい10kg少々なので、カラーボックスなどでも耐荷重の範囲内である場合が多いです(もちろん専用の水槽台がベストです)。
水換えの負担も、60cmや90cmの水槽と比べて少ないので、代表も最初にこのサイズを選んでおいてよかった、と言っております。
どんな水槽を選んだらいいか悩んでしまう場合、とりあえず数か月お試しで様子を見るには、このサイズの水槽は良い選択かな、と思います。
60cm規格サイズの衣装ケース水槽
次に住んでいたのが衣装ケース水槽です。2年以上をすごしました。
水槽引越しのきっかけと選んだポイント
- 成長に合わせて、60cm水槽程度のサイズのもの
- ホントは60cm水槽も検討していたのですが、悩んでいるうちにもドンドン成長していったので、間に合わせで選択(結果、次の90cm水槽に引っ越すまでずっと住み続けることになったのですが…)
- 水換えの時に便利ではないか、ということでコロ付きのもの(後で書きますが失敗です)
- 横から中が見えるように、なるべく透明度のあるもの(これも失敗です)
衣装ケース水槽は耐久性に注意!
衣装ケースといってもピンキリなので、ホームセンターなどで直接確認したほうが良いと思います。たわし水槽は最終的に画像のようにひび割れていったので、とても危険でした(たわし水槽は比較的キリの価格のものだったことと、陸場を支える棒を掛けてあった負荷もあると思います)。
あるていど、厚みがあってかたいものがよいと思います。たわし水槽のように、なるべく透明度のあるものとかいう理由で選んでしまうと、ペラペラなケースになってしまいます。
あとコロ付きのものは、水の重みで底がたわむので、あまりオススメではないです。たわし水槽では中央にスポンジを置いて支えてありました…。なかったら底が抜けていたと思います。
こういう感じの底がベタっとつくタイプのほうが安全だと思います↓↓
いうほど安くはない
60cm水槽は安いものなら3000円程度なので、シッカリした衣装ケースと比べるとそこまで値段の差があるわけでもないと思います…。
強度を考えるとガラス水槽のほうがダンゼン安全です。間に合わせの仮設水槽でなければ、衣装ケース水槽はそこまでおススメでもないと思います。
60cm水槽サイズはちょうどいい
甲長×4倍の考え方でも、甲長15cm前後のクサガメ(オス)ならちょうど範囲内です。
どうせすぐに大きくなるので、最初からこのサイズでいってもよいかな、と思います。
管理もしやすく、一番人気のサイズなので、周辺グッズも安くそろいやすいそうです。
水槽台は必須です。カラーボックスやてきとうな棚の上はダメです。
クサガメでもメスの場合は、オトナになると15cmを超えてくる場合もあるので、将来的なサイズアップは必要になるかも、です。
90cm水槽
先日引越したばかりなので、少し使ってみての感想になります。
引越しのきっかけと選んだポイント
- 水質が安定するように、今までよりも水量を増やしたい
- 衣装ケースがボロボロになったのでシッカリしたガラス水槽へ
- 衣装ケース水槽は若干60cm規格より大きかったので、前より小さくなる引越しはナシの方向で
- 耐久性重視なので、フレーム付きでOK
- 作業スペースがあったほうが便利では、ということで水槽台より奥行きの小さいスリムタイプ
広い!
たわし水槽は90cm規格(幅90cm×奥行45cm)ではなくスリムタイプ(幅90cm×奥行30cm)のものですが、それでも十分な広さと水量があります。すこしなら「泳ぎ回る」ことができるサイズです。
管理は大変
水量が多い分、掃除や水換えの手間は大変だそうです。亀からすればつべこべ言わずにやれ、という感じですが、めんどくさくなってサボられても困るので、うまく手間をへらす工夫をしてほしいです。
ヒーターやフィルターもそれなりの出力が必要なので、そのへんのメンテナンスもシッカリお願いしたいところです。
また、奥行き30cmだと以前の衣装ケース水槽よりフレームの分が狭くて作業はしにくいそうです。
ただし、とにかく水量があるので、キチンと管理してもらえれば水は安定しやすいです。泳ぐ運動もできるので、健康的ですね。
作業スペースは中途半端
水槽というか、水槽台との組み合わせの話ですが…
水換え、そうじ、エサなどのときに水槽の手前にスペースがあると便利そう、ということで90cm×45cm規格の水槽台の上に90cm×30cmの水槽を乗せて、手前に作業スペースを設けています。
でも15cm足らずのスペースでは中途半端で、そんなに使い勝手がよくないそうです。「隣にカラーボックスかラックを置いてその上を作業スペースにした方がいいかも」とのことでした。すでに軽くてちょっとしたものなら、上部のフレームの上に乗せたいます(落ちたらだいなしですが)。
あと床に直置きから水槽台の上に移動したのも作業のしやすさに影響したようで、床にいろいろ広げられる方がメンテナンスは楽だったそうです。やってみないと分からないですね。
水槽マットは必須!
ちなみにですが、水槽の下には必ず水槽マットを敷きましょう。ガラス水槽は水漏れの危険があります。
ウチはいまこれです。最初の水槽ではタオルで代用していましたが、代用するなら滑り止めマットとかのほうが良いみたいです。
カメの水槽選び まとめ
以上、たわし水槽のこれまでを紹介しました。読亀諸兄の水槽選びの参考になったらいいな、と思います。それぞれ、環境がいろいろ違うと思いますので、亀と飼い主でよく相談してベストな住環境をととのえてください。