近所の池のアカミミガメに思うこと

近所の池に、アカミミガメ(ミドリガメ)がたくさん住んでいるそうで。それを聞いて思ったことを書きました。

先日、代表が通りすがりにその池をのぞくと、彼らが寄ってきたんだそうです。

寄ってくるアカミミガメ
▲ワラワラと集まるアカミミガメのみなさん

しまいにはコイまで集まってくる
▲しまいにはコイまで集まってくる

ためしに小石を投げるとエサを追うような反応をした、とのことなので、もしかしたら誰かがエサをあげているスポットなのかもしれないですね。

    「外来種」野良アカミミガメはワルモノか

    アカミミガメ

    ところで、このアカミミガメのみなさんはいわゆる「外来種」で、日本に古くから住んでいる種ではありません。ペットとして輸入されたのち、捨てられた亀たち(またはその子孫)です。なので、「野生のアカミミガメ」ではなく「野良ガメ」と呼ばれたりします。

    こどもの頃は甲長も数cmで手軽に飼えるため気軽に販売されていたそうですが、すぐに大きくなって30cmくらいになるし、寿命も長いので、飼いきれずに捨てられてしまうのだそうです。


    カメオドール

    byカメオドール

    野に放たれた彼らは、昔から日本に住んでいる我々クサガメやイシガメより体が大きく生活力もあるため、在来の亀の食物やすみかをうばい、生態系を崩すとされています。また、農業被害もあるそうです。

    それを受けて、政府やいろんな団体がアカミミガメの規制や駆除を進めています。

    亀の立場からすると、いかに外来種といえども同じ亀が駆除されていくというのは聞くにたえません。好きで日本に来たわけでもない彼らに罪はありません。

    これらの取り組みのなかで、ともするとアカミミガメがワルモノのように言われているように思います。そしてそれらは「外来種が既存の生態系をおびやかして云々~」という文脈で語られることが多いように感じますが、そもそも外来種という意味でいうと、我々クサガメも何百年だか昔に大陸から輸入されてきたと聞きますし、日本人だって何千年前だか昔に列島に渡ってきた外来種といえなくもないでしょう。「既存の生態系を守る」というのならば、突き詰めればヒトも我々ともども国外に退去せねばならないのではないでしょうか。
    また同じリクツで行けば、何百年後にはアカミミガメだって「既存の生態系」の仲間に入っているかもしれないわけです。

    自分とこの農作物を守るため、とか言われるならまだ理解もできますが、生態系がどうとかいう理由でアカミミガメがワルモノにされるのは合点がいきません。

    ワルモノは誰だ

    元をただせば、気軽に飼い始めて気軽に捨てる飼い主が大勢いるということがそもそもの問題にちがいないのです。ヒトの世にも、労働者を酷使したり不当に切り捨てる「ブラック企業」なるものがあるそうですが、自分勝手な都合で亀を捨てる「ブラック飼い主」がアカミミガメ問題の諸悪のコンゲンであり、ブラック飼い主に気軽に売りつける悪徳業者こそ池に捨てられるべきなのです。

    たわしも、現在はWEB屋のスタッフとして雇用されている身分ですが、万一勝手な理由で近所の池にでも捨てられた日には、くだんのアカミミガメ諸氏を語らって捨て亀ユニオンを結成し、不当解雇として断固法的処置に訴え出る所存であります(わが代表におかれましてはそのへん重々ご承知ください)。

    アカミミガメ規制を進めたところで、ブラック飼い主がなくならない限り、第2、第3の規制対象亀が発生するのは時間の問題でしょう。規制すべきはブラック飼い主であり、悪徳業者です。

    以前たわしがいたホームセンターにもアカミミガメはいました(一緒の水槽ですごしました。こどものころは体格差もないので、特に負けるようなことはありませんでした)が、以前代表が見に行ったらそういった流れの影響か、アカミミガメが居た水槽はタイワンハナガメという別の種類に切り替わっていたようです。そのホームセンターは販売時にきちんと説明をしていましたが、これを気軽に売りつける業者からブラック飼い主が買えば、いずれハナガメもお池の住人の仲間入りとなることでしょう。

    亀にとって過ごしやすい世の中を!

    アカミミガメのみならず、カミツキガメだとかワニガメといった連中も、同様の処遇を受けていると聞きます。アカミミガメのみなさんと併せて、ブラック飼い主のせいでカメ自身が不当な弾劾を受けることのない世の中になっていただきたいものです。

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    たわし
    クサガメ。2014年生まれ。「たわしすたじお」の企画・記事執筆など運営全般を担当。たわしすたじお運営の他、WEB制作屋「野良人(のらんど)」のスタッフとして、昼寝・エサ食べ・昼寝・甲羅干し・昼寝・昼寝など多数の業務を担当。
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